後払いをうっかり払い忘れた場合、即座に裁判や差し押さえになりますか?
結論、即座に裁判になったり、給料の差し押さえや財産の差し押さえになることはありませんが、悪質と判断された場合はそのようになるケースもあるでしょう。
実際、後払いすべき期限をすぎてから、約1週間の間に連絡や何かしらのアクションがあればまだ大丈夫かと思いますが、もちろんその間は後払いサービスを
使う事はできないので、すぐに連絡をし、入金を済ませることが大事です。
もちろんどの後払いサービスを使っているかにもよるので、いずれにしてもうっかり忘れていた場合等はすぐにサービス提供会社に連絡をしましょう。
支払い期限を過ぎた請求書だと支払いができない場合がある
これは例えば光熱費の振込用紙でも記載されていたりしますが、「期日を超えるとこの用紙では支払いができなくなります」といった事があります。
その場合は連絡をしていたのに振込用紙が来ないなど、すれ違っている可能性もあるので一旦は連絡をしてこの振込用紙(請求書)が使えるかどうかを確認したほうがよいでしょう。
後払いサービスは多種多様ありますが、どのサービスを使用するにしても必ず「与信審査」があります。
ですので、延滞や支払いをしていない場合は他社のサービスも使うことができません。このあたりは相当厳しくなっています。
例えば、キャッシングをすると、信用情報機関のCICやJICCに記録されます。これと同じようなシステムが後払いサービスにも記録として残ります。
今後、あらゆる支払いにおけるサービスが使えなくなる可能性があります。家のローンもちろん、賃貸契約やあらゆる与信で通らない可能性があります。
これらは金額の問題ではなく、内容によるものなので「少額だから」など、額面に関係なく期日までに支払いをしましょう。
延滞が長引けば、弁護士→裁判→差し押さえ
当然ながら連絡を無視したりすれば弁護士を通じて裁判(簡易裁判)になります。この場合、裁判費用も発生します。
通常ならここまでの間にかなり催促の連絡が来ているはずなので、連絡がわからなかったなどの理由は通りません。そしてそれでも支払いが滞る場合は財産の差し押さえ、または給料の差し押さえになります。
実際、住民税等の支払いが滞った場合は、銀行の差し押さえがいきなりきます。銀行のカードでお金をおろそうとすると、カードがそのまま吸い込まれてもどってこない、などの現象がおこります。これが「差し押さえ」で
銀行に支払い額面があった場合はそこから引き落とされます。
銀行にお金がなかった場合は、給料の差し押さえになります。当然、勤務先にもばれることになります。社会的信用を失う事になるので挽回するにはかなりの期間が必要です。
法的には遅延損害金が発生します。ですので結果的にかなりの金額を支払わなければならないばかりか、あらゆる損失を被ることになりますので気を付けましょう。
後払いは期日までに支払えば大変便利で信用度の高いサービスです。
ここまで支払わなかった場合を記載したので、後払いサービスを使ってうっかり支払い忘れたら怖い!と思ったかもしれません。
ですが、もちろんこれは後払いに限らず、どのようなサービスでも、何か買い物をして代金を支払わなければ同じような事になります。
後払いという支払い方法を導入しているネットサービスや、店舗での買い物でも後払いができるアプリサービスを使って支払いができようになっている店舗も、
「顧客主義」を貫いた結果になります。顧客満足度と信頼をあげるためには企業側も本当に努力をしています。
「商品が届いてからお支払いしたほうが安心だろうな」
「どうしても今持ち合わせがなくて早急に必要なものがある」
「クレジットカードがどうしても使えない」
「新しい店舗で個人情報、クレジットカード情報を打ち込むのがこわい」
「詐欺サイトや偽サイトがあると聞いている。ここで買い物しても大丈夫だろうか?」
ネットで買い物をする以上、「文字」や「写真」あとは検索や口コミ等の情報で判断するしかありませんが、「後払い」であれば先に商品が届くわけですから安心です。
初めて買う場合は後払いにして、その後はクレジットカードで購入してもいいかもしれません。
ただ、「後払い」という支払いがなくて、「銀行振込」とクレジットカードのみ等、もちろん全然支払い方法の種類だけでは判断できませんが特に「銀行振込」のみはやめたほうがいいでしょう。
今では後払いを導入している企業は相当数あります。後払いを選択しなくとも、後払いができる通販サイトで購入するのが安心だといえます。